最新のバージニア級の攻撃潜水艦、USSコロラド(SSN-788)は、ロードアイランドのプロビデンスに委託されました。海軍艦隊に加わる15番目のバージニア級原子力潜水艦で、長さは377フィートあります。それには130人の乗組員がおり、水中で25ノットで移動することが可能、それぞれ6個のトマホークミサイルを発射できる2個の大型ミサイル管を搭載しています。
それはコロラドと名付けられた第4のネイビー船で、南北戦争で戦った3マストの蒸気船にちなんでいます。
最新鋭の原子力潜水艦は、Xboxコントローラーを使って潜望鏡を操作
しかしこの最新鋭の潜水艦の潜望鏡は、映画で見るようものではありません。バージニア級潜水艦の潜望鏡には、伸縮自在のアームで360度回転できる2つのマストがあります。高解像度カメラは、制御室の最先端の複数モニタに画像を表示します。しかし、驚く点は、海軍が現在使っている潜望鏡を操作するジョイスティックは、なんとXboxコントローラーだったりします。
潜水艦を開発しているロッキード・マーティン社はワシントンDCの近くにあるエリア51と呼ばれる超秘密の研究室で様々な制御システムをテストています。ビデオゲームのジョイスティックだけではなく、マルチタッチテーブル、タブレット、Kinectなどの既製の技術を試しています。 Google Earthで潜水艦を操縦するシステムなどもあるようです。
ビデオゲームコントローラを使用することに直感的に慣れている船員の多くは、潜望鏡を数分で操作する方法を理解することができたようで、現在のフォトニックマストシステムとイメージングコントロールパネルのコストは約38,000ドルですが、 Xboxコントローラであれば、約30ドルですみます。
「この Xboxジョイスティックは決して安いものではなく、バージニア級の潜水艦にのみ適合するように設計されている」
とマーク・アイシェヌラブ上級長官は述べており、
「世界中のどこのビデオゲームストアでも、Xboxのコントローラを調達できるので、非常に簡単に交換することができます」
とも述べています。
ビデオゲームコントローラは、海軍が21世紀に採用した革新的なツールの一つです。船員を訓練し、3D印刷や水中ロボットなどの技術を探索するために、すでにバーチャルリアリティシミュレータを使用しています。
「海軍海兵は、自宅のノートパソコン、個人のデスクトップ、教室で育ったものになれている」とEichenlab氏は語る。