クアルコムは今日、スマートカメラ用にカスタムメイドされた新しいチップラインを導入しています。この新ラインは、ビジョンインテリジェンスプラットフォームと呼ばれ、AI機能、極端な低輝度画像処理、画像安定化、コンピュータビジョン機能をより多くのカメラに取り入れ、再利用されたスマートフォンチップよりも優れた性能を発揮することを目的としています。
クアルコムの新しいビジョンインテリジェンスプラットフォーム
このチップは、スポーツカメラ、防犯カメラ、360度カメラ、さらにロボット(例えば、ルンバのようなもの)など、集中的な処理機能を使用したい、すべてのカメラに対応できます。これらのチップは、4Kビデオ、低解像度で複数のビデオストリーム、360ビデオステッチ、WQHDディスプレイ、障害物回避、アクションカメラ用のビデオハイライトリールの作成をサポートします。
クアルコムはすでに、カメラ向けにSnapdragonチップを再利用しています。
これらのチップを使用して、機能を組み立てるのは、ハードウェアメーカーに任せられます。しかし、クアルコムの目標は、ハードウェア企業がそれらを実装しやすくし、他のチップと比べてより良い実装を可能にすることです。これらの機能の多くに専用のハードウェアが搭載されているため、クアルコムはより一般的なチップで動作させた場合よりもパフォーマンスは向上しますが、消費電力は少なくなると言います。
最初の2つのチップであるQCS605とQCS603(Snapdragon 600シリーズとは無関係)は、いずれもLTE無線を搭載していないため、Wi-Fiカメラ向けに設計されています。 605は60fpsで4Kビデオをサポートし、603は30fpsで4Kビデオをサポートします。
これはクアルコムがスマートカメラ用のチップを提供する最初の試みではありません。これまではSnapdragonチップの代わりに使用されていました。例えば、Nest Cam IQです。これは、クアルコムがスマートカメラ用に特別に開発したチップを初めて使用しています。
クアルコムはすでに、605チップをハードウェアパートナーにサンプリングし始め、今年下半期にそれらを使用した製品を出荷する予定です。