GPSを使用した位置情報サービスがオフの場合でも、接続しているWifiネットワークや携帯電話の通信網からiPhone 11やiPhone 11 Proの位置情報が知らないところで送信されている事を多くのiPhoneユーザーは知らないのではないでしょうか。Appleは、一部のiPhoneユーザーから、ネットワークや携帯電話の通信網からiPhone 11やiPhone 11 Proの位置情報が送信されていることのクレームを多数受け、iOS 13.3.1に新しいオプションを追加し、新しいWifiネットワークや携帯電話の通信網から位置情報を送信する機能をオフにできる機能を追加しました。今回は、このWifiネットワークや携帯電話の通信網から位置情報を送信する機能をオフにできる機能をご紹介します。
iPhone11に搭載されているU1チップは、正確な位置と空間認識を提供するUltra Wideband(UWB)無線と呼ばれる測位技術を使用しており、U1搭載デバイスは、同じ部屋にある他のデバイスとの相対的な正確な位置を検出できます。 iPhone 11は現在このシステムを使用してAirDropを強化しており、AirDropは最も近いデバイスを検出して共有オプションの最初に表示することができるようになっています。
ただし、Appleによると、このテクノロジーは一部の国では禁止されているため、一部の地域では、UWBのU1機能が標準で無効になっている国もあります。 日本は特に禁止はされていないため、 UWBのU1機能が標準で 有効になっています。
iOS 13.3.1以降、ユーザーはiOS設定でこのネットワークから位置情報を送信するU1チップを無効に設定変更する事ができます。
U1チップを無効にするとAirDropの機能が本来通り使えない可能性がありますのでご注意ください。
iPhone 11および11 Proで通信網を使った位置追跡機能をオフにする方法
- iPhoneで設定アプリを開きます
- 下にスクロールして「プライバシー」をタップします
- 「位置情報サービス」をタップします
- リスト一番下の「システムサービス」を選択します
- リストから「ネットワークとワイヤレス」オプションを探して無効にします
この設定で、iPhoneは完全に位置情報を追跡しなくなります。 これをオフにすると、iPhoneは位置情報サービスを使用したWi-FiおよびBluetooth接続機能にも影響をもたらしますのでご注意ください。
再度アクティブにする場合は、設定アプリで同じ手順を行い、最後、「ネットワークとワイヤレス」をオンにすれば、元に戻ります。