macOS Catalinaをインストールできるインストール用USBメモリの作成は、リカバリディスクがない、もしくは使えないMacにmacOSをクリーンインストールしたいときに便利です。今回は、MACでmacOS CatalinaをインストールできるMacOSインストール用USBメモリを作成する方法をご紹介します。
USBメモリの準備
開始する前に、インストール用のUSBメモリを準備します。 使用しているMacgUSB-Cポートしかない場合は、USB-C接続用USBメモリを準備します。
USBメモリは最低8 GBのストレージが必要ですが、余裕を持って8 GB以上の物を準備する事をおすすめします。 16GBほどあれば十分かと思います。
起動が可能なMacOSインストール用USBメモリを作成する方法
- macOS Catalinaをダウンロードします。Mac App Storeから直接ダウンロードする事ができます。
- macOS Catalinaのダウンロードが完了したら、インストーラーが自動で起動します。 インストーラーを閉じます。
- Finder→「アプリケーション」を開き、「macOS Catalinaのインストール」アプリを右クリックして、「パッケージ内容を表示」を選択します。
- 「Contents」フォルダ→「Resources」フォルダを開きます。
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」からターミナルウィンドウを起動します。
- ターミナルウィンドウに「sudo」と入力し、その後「半角スペース」を入力します
sudo
- Finderで開いている「Resources」フォルダにある「createinstallmedia」ファイルをターミナルウィンドウにドラッグアンドドロップします。そうすると下記のようにsudo+スペースの後に、「createinstallmedia」のパスが入力されます。
- ターミナルウィンドウで「createinstallmedia」のパスの後に「半角スペース」と「–volume」「半角スペース」を入力します。
- 次にUSBドライブのパスを入力します。Finderを開き、Finderメニュー→「移動」→「フォルダに移動…」を開きます。
- 「フォルダの場所を入力:」に「/ Volumes」と入力して「移動」をクリックします。
- USBメモリをMacに接続すると、FinderウィンドウのVolumesフォルダにUSBメモリが表示されます。
- USBメモリのボリュームアイコンを先ほどのターミナルウィンドウにドラッグアンドドロップすると、USBメモリのパスが入力されます。
- ターミナルウィンドウでキーボードのReturnキーを押してコマンドを送信、パスワードを求められたらたらMacのログインパスワードを入力します。
- 次の手順がターミナル上のプロンプトが表示されたら「y」を入力、キーボードのReturnキーを押して続行します。
- 手続きが開始され、USBドライブの内容は消去、その後、インストーラーファイルをUSBメモリにコピーする作業が開始します。 処理が完了するまでには数分かかります。処理が完了したらMacOS用のインストラーUSBメモリが完成します。
MacOS用のインストラーUSBメモリを利用できるようにすると、macOSの新しいバージョンをダウンロードせずに簡単にインストールできます。 たとえば、インストラーUSBメモリがMacに接続された状態で、Macのキーボードでオプション(⌥)キーを押し続けて起動すると、USBメモリから直接起動でき、USBメモリからMacの初期設定を行う事ができます。