iOS 13とiPadOS 13では、ついにiPhoneやiPadでカスタムフォントが使えるようになりました。この機能は今のところまだ機能が限定されているところもありますが、今回、iOSとiPadOSでカスタムフォントを使う方法をご紹介します。
iOSに、特定の有料アプリを使って、カスタムフォントを使用できるようにする方法はありました。しかし、iOS 13では公式にiPhoneとiPad上でのフォントのインストールと管理をサポートしており、よりシステム全体で使えるようになっています(今のところは限定的なところもあります)。
下では、iOS 13でフォントをダウンロード、インストール、使用するための2つの方法をご紹介します。
ただし、執筆時点では、iOSとiPadOSでのカスタムフォントの使用は、Pages、Keynote、Mail、および限られたサードパーティ製アプリでのみサポートされています。
サードパーティのアプリ(メッセージ、Facebook、Instagram、Snapchatなど)ではカスタムフォントが使用できないようで、今のところ利用できるアプリは限られていますが、時間の経過とともに互換性は増していくのではと思います。
Adobe Creative Cloudは、iOS 13とiPadOS 13でシステム全体に対応したカスタムフォントで提供するようになりました。AdobeはCreative Cloud加入者向けに17,000以上のフォントを提供しており、有料サービスの加入してなくても1,300以上のフォントは無料で利用できます。
iPhoneとiPadでカスタムフォントを使う方法
方法1: Adobe Creative Cloudを使う
- iOS/iPadOS用のAdobe Creative Cloudアプリをダウンロードしてください。
- アカウントを作成する必要がありますが、有料のCreative Cloudサブスクリプションを利用しなくても無料のフォントを使用することができます。
- 下部バーのフォントタブをタップします。
- 気に入ったフォントの下にある「フォントをインストール」をタップし、「インストール」をもう一度タップします。
- インストールした新しいフォントは、「設定」>「一般」>「フォント」で確認できます。
- Pages、Keynote、メールなどカスタムフォント対応アプリを開きます。
- 新しいテキストを入力するか、既存のテキストを選択し、新しいカスタムフォントを指定します。
方法2:Font Dinerアプリを使う
- Font Dinerは、iOS 13以前でもカスタムフォントを使えるようにした最初の無料アプリの1つです。
- ダウンロード後、開いて右上の「アクティベート」をタップ(灰色のボタン
- 同意する」をタップし、「インストール」をタップします。
- インストールされているすべてのカスタムフォントを見るには、「設定」>「一般」>「フォント」の順に進んでください。
- Pages、Keynote、メールなどカスタムフォント対応アプリを開きます。
- 新しいテキストを入力するか、既存のテキストを選択し、新しいカスタムフォントを指定します。