iOS 17では、新たなプライバシー改善の一つとして、サードパーティのアプリ向けの新しい組み込み写真ピッカー機能と、写真ライブラリへのフルアクセスを持つアプリについてのアラート機能があります。今回は、iOS 17でアプリのiPhone写真アプリへのアクセスを制限する方法についてご紹介します。
Appleは、iOS 16でサードパーティアプリが写真とビデオへアクセスすることを制限する機能を提供していますが、さらにiOS 17でプライバシーを改善するためのいくつかのアップグレードを提供しています。
iOS 17の新しい写真ピッカー機能では、iPhoneのカメラロールへのフルアクセスを持つアプリに「共有するものについての詳細情報を表示します…」との確認ダイアログを表示させます。
さらに、アプリが位置情報や画像キャプションを閲覧されることをユーザーに確認し、アプリが写真アプリへのアクセスを求める理由、およびライブラリ内の現在の写真とビデオの数を説明することなどの内容が表示されます。
iOS 17で、アプリがiPhoneの写真アプリへアクセスすることを制限する方法
iOS 17は現在ベータ版です。このような機能を試したい場合は、iOS 17ベータ版のインストール方法について確認してください。また、ベータ期間中に機能が変更される可能性があります。
- iOS 17をiPhoneにインストールした後、写真アプリのライブラリへのフルアクセス権をもつアプリについて、自動アラートが表示されます。フルアクセスを続けて許可するかどうかを確認できます。
- 「制限付きアクセス」、「フルアクセスを許可」、または、「許可しない」のいずれかを選択できます。
- アプリで、初めて写真アプリの権限を求めるときにもアラートが表示されます。
- 手動でiPhone写真アプリへのアクセスを制限するには、設定 > スワイプダウンして制限したいアプリを見つける > 写真を選択 > 制限なしまたは制限付きをタップします。