スマートフォン解像度を理解する: HDからUHDまでの詳細ガイド

新しいスマートフォンが登場するたびに、異なった種類の解像度名称「HD」や「FHD」、「UHD」、「QHD」が出てきています。時には「+」がついていることもあります。これらの解像度用語は、具体的に何を意味しているのでしょうか？この記事では、それを簡単に解説します。

ディスプレイは、スマートフォン、タブレット、コンピュータモニターなど、基本的にはピクセルで構成されています。これらの小さな光が個々の色を点滅させ、他のピクセルと一緒に表示されることで、画面に表示される画像が形成されます。この画像の見た目は、ピクセルの数やその能力によって異なりってきます。

解像度は、2つの方向のピクセル数で表されます。例えば、1920 x 1080のディスプレイは、最も長い横方向に1,920ピクセル、垂直方向に1,080ピクセルがあることになります。この解像度は高精細と考えられていますが、スマートフォン市場では、さらに多くの解像度バリエーションが存在します。

HD、FHD、WQHDとは何か？

「High definition」は、世界中で最もよく知られているディスプレイの記述の一つです。最近では、ディスプレイの品質が劇的に向上しているため、新しい略語が必要となっています。その結果、HD、FHD、QHD、UHDといった略語が登場しました。これらは、特定の解像度を指すものです。

以下では、各品質用語の意味と解像度の仕様を簡単に説明しています。

• HD：High definition – 720p
• FHD：Full HD – 1080p
• QHD：Quad HD – 1440p
• UHD：Ultra HD (4K) – 2160p
  

各用語には、一つの解像度が記載されています。一般的に、この数字が最も重要になります。この数値は縦の解像度を占めており、例えば、FHDの16:9のアスペクト比（一般的なモニター）では、横が1,080ピクセルで、縦が1,920ピクセルになります。

「+」は何を意味するのか？

スマートフォンの画面解像度（HD、FHD、UHDなど）に「+」が付加されることがよくあります。この「+」は、指定された数字を変更するものではありませんが、拡張された画面サイズの方向に追加されたピクセルを示しています。

例えば、FHD+のディスプレイを持つスマートフォンは、2220 x 1080の解像度になり、1,920ピクセルから拡張されていることを示しています。それでも1080pのデバイスなのです。一方向に追加された解像度は、パネルの全体的な改修なしに画質を向上させることができていることを示しています。

ベストな解像度を常に選ぶべきか？

QHDやUHDを見ると、画質の良さに魅了されるかもしれません。しかし、多くのメーカーがFHD+やQHD+を選択しているのには理由があります。まず、バッテリー寿命を節約します。5,000mAhの電池を持つスマートフォンに4Kを搭載すると、バッテリーがすぐに切れてしまいます。

Samsung Galaxy S23 Ultraは、QHD+のディスプレイを持っていますが、Pixel 7やS23+と比較して、その画像が大きく異なるわけではありません。高品質の写真を見たり、映画を観たりする場合には、追加の詳細が役立つことがありますが、日常の使用では大きな違いはありません。

全体として、スマートフォンの解像度仕様は少し混乱するかもしれませんが、基本はシンプルです。各用語の基本的な解像度を覚えておけば、その仕様を簡単に把握することができます。