macOS Mojaveでは、新しいスクリーンショットユーティリティ以外で、注目されている機能に「スタック」があります。デスクトップ用に設計された「スタック」を使用すると、マウスを数回クリックするだけで、散らかったデスクトップワークスペースを即座にクリーンアップすることができます。
今回は、macOS Mojaveでスタックを便利に使う方法をご紹介します。
スタック機能とは
スタックはデスクトップ上のファイルを特定の分野で自動的にまとめる事ができ、マウスを1回クリックするだけで瞬時に展開および折りできる機能です。スタックでは、ユーザーがデスクトップを簡単に整理でき、使いたいファイルをすぐに見つけられるよう、種類、最終更新日、追加日、変更日、作成日、タグなどで自動的にグループ化できます。
この機能が有効な場合、デスクトップに追加された新しいファイルは適切なスタックに自動的にフィルタされます。無効にすると、スタックにグループ化されたすべてのファイルがデスクトップ上の元の位置に配置されます。
macOS Mojaveでスタック機能を使いこなす方法
デスクトップを右クリックし、「スタックを使用」を選択します。
デスクトップに同じ種類の複数のファイルがある場合、それらのファイルは自動的にスタックにグループ化されます。
また、Finderのメニューバーにあるビュー →「スタックを使用」を使用して、スタックを有効にすることもできます。
スタックのグループ化方法を設定

スタックを有効にし、デスクトップ上で右クリックすると、「Group Stacks By」というオプションが表示されます。 Finderメニューバーで、View→「Group Stacks By」を使用することもできます。そこから、グループ化するために次のオプションを選択できます。
- 種類
- 最後に開かれた日付
- 追加された日付
- 変更された日付
- 作成日
- タグ
- 異なる種類のスタック
デフォルトでは、スタックは種類別にグループ化されています。種類には次のものが含まれます。
- スクリーンショット
- イメージ
- 映画
- PDFドキュメント
- ドキュメント
- 開発者
- その他
ファイルとは異なり、フォルダはスタックでグループ化されません。デスクトップのすべてのスタックの下にフォルダが表示されます。
スタックを開いたり閉じたりする方法
スタックを開くには、スタックを一度クリックします。スタックを開くと、そのスタックのすべてのファイルがメインスタックフォルダの下のデスクトップに表示されます(下矢印アイコンが付いたフォルダで示されます)。スタックを閉じるには、スタックフォルダのアイコンをクリックするだけです。

開くことなくスタックの内容を表示する方法
スタックを簡単にスクラブした後、デスクトップ上のスタックを開くことなく、内部を確認することができます。やり方は、カーソルを使用し、スタックの中身を左右にスワイプして確認します。スワイプしている間、スタックには、ファイル名とともに内部に含まれる各ファイルが表示されます。
探している特定のファイルを見つけたら、そのファイルをダブルクリックしてそのファイルを開くか、スペースバーを押してクイックルックを使用してファイルを簡単に表示できます。
スタック内のすべてのファイルに対してアクションを実行する方法
名前の変更、共有、圧縮などのファインダーアクションは、スタック内のすべてのファイルに対して同時に実行できます。スタックを右クリックし、名前の変更、圧縮などの適切なアクションを選択します。MacOS Mojaveの新しいクイックアクションは、Finderアイテムまたはスタックを右クリックしたときのクイックアクションセクションにあります。

また、デスクトップ上のスタックにキーボードショートカットを使用することもできます。たとえば、Command(⌘)+ Rを使用して、スタック内のすべての項目を回転できます。
スタックにあるアイテムの数を表示する方法
デスクトップを右クリックし、表示オプションを表示を選択します。 [アイテム情報を表示]をクリックして、スタック内のファイルの量を表示します。

スタック内のアイテムを並べ替える方法
デスクトップを右クリックして[表示オプションを表示]を選択することで、さらにスタック内のアイテムを並べ替えることができます。 [並べ替え]の横にあるドロップダウンメニューをクリックして、個々のスタック内のソート方法を選択します。並べ替えのオプションは次のとおりです
- 名前
- 種類
- 最後に開かれた日付
- 追加された日付
- 日付が変更されました
- 作成日
- サイズ
- タグ