Apple Watchの新機能「ダブルタップ」をシリーズ９以外のApple Watchで使う方法

Apple Watch Series 9の主要な新機能として紹介されたダブルタップですが、ハードウェアのアップグレードなしで既存のApple Watchでもこの機能を利用する方法があります。今回は、Apple Watch Series 9以外のApple Watchシリーズで、ダブルタップ機能を使う方法をご紹介します。

ダブルタップは、Apple Watch Series 9の新しいジェスチャーとしてAppleがマーケティングで強調している機能です。人差し指と親指を素早く一緒にタップすることで、Apple Watchを片手で操作することができます。

しかし、Apple Watch Series 9が公になる前に、Appleは手の動きで操作できるアクセシビリティ機能をいくつかリリースしていました。これにより、時計の物理的なハードウェアの代わりに手のジェスチャーで操作が可能になります。Apple Watch Series 4以降のApple Watchモデルで、この機能を試すことができます。

Quick ActionsとAssistiveTouchの有効化

ダブルタップの機能の一部を、Quick Actionsまたは完全なAssistiveTouchを有効にすることで利用可能です。

Quick Actionsの有効化方法

1. 設定 > アクセシビリティ > クイックアクションに移動します。

2. Assistive Touchをオンにチェックします。

AssistiveTouchの設定方法

1. 設定 > アクセシビリティ > AssistiveTouchに移動します。

2. AssistiveTouchをオンにします。

3. ハンドジェスチャをオンにして、アクションをカスタマイズします。
   

ダブルタップの再現

QuickActionまたはAssistiveTouchを有効にすることで、Apple Watchでダブルタップを再現することができます。

クイックアクション機能を使用すると、人差し指と親指を一緒にタップすることで、通知を閉じたり、写真を撮ったり、通話に応答したりすることができます。アプリ内や通知が表示されると、画面の端が青くなり、上部に指示が表示されます。

AssistiveTouchは、より多くの機能を組み込んでいます。拳を二回握ると、アクションメニューが開きます。このメニューには、Digital Crownの押下、サイドボタンの押下、またはApple Payを開くためのオプションが含まれています。

この機能を使用すると、時計の文字盤からホーム画面に移動したり、アプリを開いたり、アプリ内をスクロールしたり、さらに機能を選択したり、アプリスイッチャーを開いたり、以前に開いたアプリに移動したりすることができます。これはダブルタップの範囲をはるかに超えています。

ダブルタップと比較して、 クイックアクションはやや制限されているように見えます。ダブルタップは、特定のアプリでスクロールできると報告されており、表示されるときにアイコンが付属しています。 Appleは、ダブルタップがアプリの主要なボタンの代わりを果たすと述べています。これは クイックアクションの公正な説明でもあります。

Apple Watch Series 9には数年ぶりのCPUブーストが含まれているため、パフォーマンスが最大の差別化要因となることが期待されています。 クイックアクションとAssistiveTouchでは対応していない多くのジェスチャーがあり、Series 9がより信頼性が高いことが期待されています。